熨斗目柄に絞り手描き友禅振袖「黒地に御所車柄」

御所車がらは

御所車は平安貴族の乗り物であった牛車ぎっしゃのことです。
御所車は雅な王朝文化の象徴で、人や牛をとりのぞいて描かれます。
この御所車が着物の柄として用いられるようになったのは室町時代から江戸時代にかけてのことです。
江戸時代に源氏物語が再評価され、古典的教養として学ばれるようになったことが一因と考えられます。