ワイン色で笠松柄の京都手描友禅
ワイン色の京都の京都手描き友禅振袖、笠松の柄をアレンジし笠松柄の中に絞り、手描き、刺繍などを施した作品です。
中国において、松は寒い冬の間も緑を保つことから長寿の象徴とされてきました。
古来から神の依代として用いられてきた松は、一説によると神の降臨を「待つ」ことに由来するともいわれています。
現代にも、正月に門松かどまつを立てて年神様としがみさま迎える習わしが残っています。
格調の高い柄として着物、帯に多く用いられています。
松の文様は平安時代から使われ始め、江戸時代になると多様な松文様が生み出されました。笠のように折り重なった松葉がデザイン化された重厚な柄です。
枝が笠の紐のように見えます。