2022年10月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月30日 takakyuu 七五三京都西陣織 沢本織物謹製、七五三7歳用袋帯、正絹。地色は赤紫色で菊と桜に雪輪柄をアレンジした作品。 七五三の由来は、平安時代に行われた、3歳の「髪置き」、5歳の「袴着」、7歳の「帯解き」の儀式にあるといわれています。 昔は子供の死亡率が非常に高かったため、このような節目に成長を祝い、子供の長寿と幸福を祈願しました。 医療が発達した現代でも、子供を思う親心に変わりはなく、七五三というかたちで受け継がれてきたのです。
2022年10月26日 / 最終更新日時 : 2022年10月26日 takakyuu 本場塩沢紬本場塩沢絣やまだ織物、地色は白地で五百柄を手織りで織り上げている作品。織人は貝瀬 ミツ様 塩沢紬は、新潟県の魚沼市、塩沢地方で作られる高級紬で、多くの着物愛好家にも高く評価されている織物の1つでもあります。 紬(つむぎ)とは、紬糸で織られた絹織物で、塩沢紬には生地の表面に細かなシボがあり、そのシボが独特な風合いを生むことで知られています。シボとは、織り上げ後の湯もみで捻りが戻る力によって生じる、立体的な凸凹模様のことです。
2022年10月25日 / 最終更新日時 : 2022年10月25日 takakyuu 本場琉球紬本場琉球かすり、こげ茶色で十字絣柄、知念幸助作品、手織り作者は瑞宝単光章受賞 琉球絣(りゅうきゅうかすり)は、沖縄県で織られている織物です。主に絹糸を使用した織物で、草木を原料とした染料のほか化学染料等が使われています。 琉球絣の特徴は 糸を染め上げる際は、図柄をもとに模様部分を1カ所ずつ手括りで締め上げていくという手間のかかる作業によって独特の絣模様を作りあげます。 琉球絣の織りは、緯糸を経糸の間に道具を投げ込んで手作業で織っていくという昔ながらの技法です。日々1~2メートル位ずつを職人が丹念に織り上げていきます。
2022年10月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月24日 takakyuu 京都手描友禅京都手描き友禅訪問着、地色は「ふじねず」色で京都風景茶屋辻模様 茶屋辻文様とは、 涼やかな水辺の風景を意匠化した文様です。 その風景に配されるのは、 流水に、楼閣、 そして四季折々の草花などです。貴族の庭園を思わせるような、 典雅な風景は、 空から眺めたように意匠化され、 見るものの心を魅了します。
2022年10月22日 / 最終更新日時 : 2022年10月22日 takakyuu 織小紋山口美術織物謹製の織小紋、桃山の華、御衣(織柄だけで辻が花模)様を表現した作品。 辻が花とは400〜500年前の安土桃山時代から続く歴史ある着物の柄です。山口美術織物が辻が花の柄を織で表現した作品。戦国武将が甲冑の下に辻が花の柄の着物をお召しになり、縁起を担いだことから「勝ち花」とも呼ばれていました。
2022年10月22日 / 最終更新日時 : 2022年10月22日 takakyuu 染帯手描き友禅染帯、地色はベージュで菖蒲柄を手描き。 菖蒲は「しょうぶ」とも読むことから、「勝負」に置き換えて「勝負強さ」という意味があります。また、「尚武」、つまり「礼儀正しさ」という意味も兼ね備えています。さらに昔から「邪気を払う魔除けの花」としても言い伝えられています。
2022年10月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月20日 takakyuu 本場大島紬本場奄美大島紬、(有)前田紬工芸謹製、白地に十字絣の横段模様、手織りは茂木イサエ様 あらかじめ部分的に染めた織り糸を用いて、ところどころかすったような模様を織り出したもののうち、「十」の字を表した絣模様のことです。
2022年10月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月20日 takakyuu 本場大島紬本場大島紬、古代染色純泥染、窪田織物謹製、京都模様(金閣寺、清水寺)をアレンジした作品で9マルキ、茶色 <経緯絣の場合> 通常、本場大島紬のタテ糸の総数は1,040本〜1,508本。 このうち「タテ絣糸がどれだけ用いられているか」によって「○マルキ」と呼ばれます。 5マルキ、7マルキ、9マルキ、12マルキがあります。 実際には9マルキ=タテ絣糸768本で正確には9.6マルキ。
2022年10月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月11日 takakyuu 京友禅小紋京友禅小紋、葡萄をモチーフし糸目だけでアレンジしワイン色。 京友禅小紋、型糸目だけで葡萄の柄をモチーフし 白の枠線だけで表現した作品 赤ワイン色に引き染した作品
2022年10月10日 / 最終更新日時 : 2022年10月10日 takakyuu 京友禅小紋京友禅小紋、グレー地色にホタルぼかし柄、生地文様は七宝模様で三眠蚕糸使用 三眠蚕糸とは緯糸に三眠蚕糸を使用して織り込んだ、紋意匠縮緬です。「三眠蚕」はその名の通り、三回の幼虫脱皮で繭を作るようになります。(一般的に飼育されている蚕は四回の幼虫脱皮の後に繭を作る四眠蚕です。) 三眠蚕は繭玉自体が小ぶりで、この蚕から作られる繭糸は細くしなやかな絹糸となります。