手描き友禅の工程は、図案を白生地への下絵（青花など）、模様の輪郭を糊で描く「糸目糊置き」、筆で色を挿す「友禅（色挿し）」生地全体色を染める「引き染（地染め）」そして生地を蒸して色を定着させる「蒸し」、水で洗い流す「水元」などを経て、最後に刺繍や金彩を施して、仮絵羽にして完成。

京都西陣織老舗機屋、河合美術織物謹製、地色は黒地で緞子機、金のカスミ模様に花丸紋柄を飛び柄を入れた豪華な作品。税込み385,000円。花丸紋は、草花を円形に図案化した日本の伝統的な吉祥文様で、「永遠に続く幸せ」や「良縁」を意味します。円が持つ「無限」や「始まりも終わりもない」という意味に加え、「円」と「縁」が同じ読みであることから、特に花嫁衣装や結婚式に関連する贈り物に用いられ、現代でもお祝い事や感謝の気持ちを伝える際に使われます。

○の印の所が黄変のシミがあり、手描き友禅加工にて柄足し加工。