西陣織老舗機屋 服部織物 こはく錦

京都西陣織老舗機屋 服部織物 こはく錦 正倉院模様

京都西陣織老舗機屋 服部織物 手織り袋帯 こはく錦

京都西陣織手織り職人は少なくなっています。

正倉院は奈良時代に建立された、東大寺の大蔵(朝廷の倉庫)。中には、聖武(しょうむ)天皇ゆかりの品々が数多く残されている。西アジア(ササン朝ペルシャ)や中国からもたらされたものが多く、国際色にあふれているのが特徴だ。

正倉院の宝物は染織品だけでも十数万点にのぼり、これらを一般的に「正倉院裂(ぎれ)」と呼んでいる。狭義には、この正倉院裂の文様を正倉院文様と呼ぶが、楽器や調度品など正倉院に納められている宝物を文様化したものや、法隆寺裂なども含めて正倉院文様と呼ぶ場合もある。

つまり、奈良時代に見られる西域や中国の影響を受けた文様を総称して、正倉院文様という呼称が広く用いられているというわけだ。


騎馬人物をあらわした文様

代表的な正倉院文様には、華文、唐花、唐草などの植物文様、鳳凰(ほうおう)、鹿、孔雀、鳥などの動物文様、動物に人や草花を組み合わせた狩猟(しゅりょう)文や樹下(じゅか)動物文などがある。