京都手描き友禅訪問着、地色は濃紺で枝垂れ桜にオシドリ柄をアレンジした作品。
京都手描き友禅訪問着、枝垂れ桜にオシドリをアレンジした作品で地色は濃紺。おしどりは羽と姿が美しい水鳥です。
雄雌が仲睦まじい様子から「おしどり夫婦」というように、夫婦の変わらぬ愛を象徴します。
ちなみに漢字では鴛鴦と書き、「えんおう」とも呼ばれます。
鴛鴦の「鴛」は雄、「鴦」は雌を表します。
以前は雄がくちばしを開け、雌がくちばしを閉じている阿吽(あうん)の姿が主流でしたが、現代は雄雌とも口を閉じて描かれることが多いです。
雄と雌の番つがいで描かれることや、1羽でもグループでも描かれることがあります。
伝統的な番つがいで描かれる場合は、婚礼の場の留め袖や振り袖によく用いられます。
桃山時代から江戸時代にかけて盛んに用いられるようになりました。